私は2階レディース病棟で勤務している助産師の田中智子です。
今、レディース病棟で勤務している中で、年齢の高い助産師です。
私はいつも、夜、洗濯物を干します。
「そろそろ分娩の○○さん、出産に来られるかなあ」と思いながら月を眺めています。
急に、雨は降ると「破水されないかな?」と思ったりします。
何となく感じる、この本能はまあ当たります。
野生の勘!!助産師は割とそんなタイプが多いですね。
最近は月を眺めながら、「○○さん、育児、困っていないかな?」と思う事もあります。
気になったりすると、たまに電話訪問させて頂くこともあります。
お母様をお月様と例えると、お月様がきれいに見える時、安心します。
お月様がかすんで見えると「○○さん、何か困っていないのか?」と。
コロナ渦で本当に孤独な空間で育児をされてらっしゃる相談や産後ケア利用のお母様方に日々接し、月を見ながら感じる今日この頃。
神戸徳洲会病院では分娩以外でも育児されてらっしゃるお母様に寄り添うことが可能です。
私達助産師を支えて下さるのが、ドクターや看護師の皆さん。
薬剤部・検査科・リハビリテーション科・栄養科・臨床工学科・事務部門等、沢山の職種の方々に支えられながら、助産業務をさせて頂いています。
「烘雲拓月」という言葉がありますよね。
助産師はお母様の一番近い雲として存在したいと私は思いながら、日々業務に励んでいます。
そう、誰よりもお母様や赤ちゃんの側に寄り添っていたいと思っています。
このコラムを書いた人
2階レディース病棟 助産師 田中